2009/10/17

シャキーラ

ベトナム滞在中に音楽番組で知ったシャキーラは南米出身のパツ金ねえちゃんで、いわゆる金髪ビッチ系の顔つきと腰つきをしている。結構個人的にはこういうねえちゃんはだいすきだ。古いところだと、Samantha Fox なんかまさしく該当するだろう!でも、差万差フォックスの場合は、本当はAV女優だったので、シャキーラとは出自が違う。が、サマンサフォックは、イギリスで大ヒットを記録した曲を持っている。シャキーラも、この「She Wolf」という曲がまさしく大ヒット中だ。

彼女の場合は、やっぱり歌だけを聴いているより、ビデオ映像を見ながらのほうが興奮度が上がると思う。月夜になると女性は燃え上がり、男よりも狼になるのだー!という歌の歌詞をイメージして作ったものなのだが、そのなかでのシャキーラは、見た目ほとんどスッポンポンのような格好をしている。でも、実際には肌色のスパッツを履いているのだが、ビデオを通してパッと見だと、堂々とヌードになっているように見えてしまうから、一瞬ギョッとした。

そして、檻のなかを想定したステージのなかで、彼女の柔らかい体が複雑な体型をつくったり、体がどうなっているのか不思議になってしまうような、体操選手もびっくりのようなくねくねとした体操みたいなのが印象的だ。さらに、柔らかい体をいかしたくねくね踊りがまた衝撃的である。

だが、彼女、よく体型をみるとおっぱいは無い。ケツだけはプリっとしてあがっているのだが、彼女の紹介サイトでも書いている通り、胸の部分だけは全然ないので、魅力半減なのだーっと公言している。それでもあのビデオを観る限りにおいては、絶対一度みたら忘れられない映像だと思う。他にも曲をだしているのかどうかは不明だが、最初からこれだと他のビデオを作る際に難しいのではないだろうか!?

シェラトン都ホテル

10月の連休時にはどこかの温泉宿でのんびりと思っていたのだが、行くだけ面倒くさいということもあることと、海外にいくと、交通費+宿泊費を用意しなければならないため、近距離であっても値段はある程度必要になる。そう考えたときに、どうせだったら特になにもすることはなく、都内のホテルでのんびりするのもいいんじゃないのかなとおもい、なにを勘違いしたのか、白金台にあるシェラトン・都・東京ホテルに泊まることにした。他にも都内にはたくさんそれなりのホテルがあったのだが、場所として周りになにかがあるというわけではないことがいっそうホテルで引きこもりになれるとおもったからである。たとえば、ホテ
ルオークラや帝国ホテルであると、周りは観光にとても便利な場所であるために、ホテルでの引きこもりというよりも、外にいって遊び、寝るためだけにホテルを利用するということにあり、都内に住んでいるのに何でわざわざ都内のホテルに泊まっているのかわからない状態になるから、それを阻止したかった。都ホテルはいまではすっかりシェラトンホテルの資本が入ってしまったために、純粋な日本のホテルということではなくなってしまった。友達の結婚式のときに披露宴会場としていったことがある程度で、実際にそこに自分が泊まるとは思っていなかったし、そんなに新しいホテルではないために、きっと見た目はボロいのだろうと勝手に思っていた。しかし、シェラトンホテルの仲間であるため、シェラトングループの会員になっていたら、それなりのアドバンテージはある。今回も一緒に泊まる友達が、ユナイテッド航空から勝手に「SPGゴールド会員」カードが送られてきたからというだけの理由で、このホテルを選んでしまったということもある。どうやらキャンペーン期間中で、ユナイテッド航空のマイレージプログラムに加入している人には、送付されていたらしい。SPGゴールドになっていると、上位のランクの部屋に泊まれたり、激安値段でホテルが泊まれたり、一番いいのはチェックアウトの時間が16時であるというのが大きなメリットだろうと思う。通常は12時までしか使えないところをさらに延長して16時までとは、本当にのんびりができる。今回田舎の旅館ではなくホテルにしたのは、旅館の場合だいたいチェックアウトが10時であり、朝ごはんが強制的に7時半頃に食わされ、なんだかのんびりできる体制ではないなとおもっていたのも理由だ。JR目黒駅の東口前ロータリからホテル直行のシャトルバスが無料で運行している。乗り場は、タクシー乗り場の隣なのだが、特に看板が出ていない。なんで乗り場の看板がでていないのかが不思議だ。ただ、そのあたりにいると、タクシーにも乗らないのになぜか並んでいるような人がいるので、それがシャトルバス利用者だというのがわかる。マイクロバスにちょっと毛が生えたような程度の大きさなので、巨大な観光バスサイズを期待してはいけない。
他の方法としては、地下鉄・白金台駅から、目の前の道を下り方面に歩いていけば、右側に見える。目黒駅からのバスも同じ道を通っていくのでわかるのだが、「台」とついているだけあって、歩くとアップ・ダウンが激しい場所でばあるので、足腰が弱いひとには歩いていくのはお勧めしない。ただ、歩けない距離ではない。荷物がある場合は、絶対バスかタクシーを利用したほうがいいだろう。

チェックイン後に通された部屋は11階のフロアで、結構広々としている。通常価格だと1泊39000円もするような場所ようだが、SPGゴールドメンバであると19000円だった。二人で割ると9500円/泊。まぁまぁ安い。これには朝ごはんは付いていないので、近くのスーパーで朝ごはん用の食料を調達するのもいいだろう。他のシェラトングループのホテルと同様、アメニティや部屋のインテリアはだいたい似ていた。アメニティについては、ホーチミンで泊まったときと全く同じだったのでこれはびっくりした。あと、テレビ類はiPod接続ができるAVシステムになっていたので、iPodユーザの人であれば、持っている動画や音楽を聴くことも可能だ。ツイン・ダブルの部屋だと、部屋が広いために、ビジネスデスクのあたりにも広く使えるから本当に便利だと思う。部屋には無線・有線のLANが無料で使えるので、持っているノートPCを持っている人は便利だろう。ただし、ネットにつなげてブラウザを立ち上げると、勝手に都ホテルのトップ画面になるのだが、それはほとんど無視して良い。寝室兼リビングになっている部分は綺麗だとおもうのだが、浴槽がいまいち良くない。いかにも昔のホテルの浴槽というのをそのまま使っているような気がした。ここまではリフォームも手が入りにくかったのだろう。ただ、欧米スタイル的に底が浅い浴槽になっているのは外国人向けであるのは言うまでもない。あとは階が高いと水の勢いがあまりよくない。案の定11階のこの部屋のシャワーの勢いも全然良くなかった。これは改善してほしいところだ。ホテルマンはきびきびと動いてくれるので、いろいろと多少の無理難題を言ってもリクエストに応えてくれる。しかし、無理なものは無理なのは覚えておこう。

新聞は毎日新聞が配られる。もしかしたら、リクエストをすると日経新聞を配ってくれるのかもしれない。が、別にビジネス客として泊まっているわけではないので毎日新聞でもOKだ。朝日新聞はちょっと嫌だ。

先述したが、ホテルの傍にはスーパーもある。傍といっても歩いて1分というけではなく5~6分くらいはかかる。あのあたりでも2軒くらいのスーパーがあるので、そこそこ食べ物には困らない。でも、場所が白金台だからか、あまり安売りしている様子ではなかった。あとはブックオフがあるので、中古本でも買い込
んで部屋の中で読書三昧するのもいいのではないだろうか。ただ、このブックオフは、本を売っているだけではなく喫茶店も兼用になっている。こういうブックオフを観たのは始めてだ。もしかしたら白金台の店だけかもしれない。

ほとんどのホテル利用者は結婚式で一時的に来ているひとだというのがわかった。たまたまこのときは3連休だったからということもあるのだろう。ホテル利用者のためのホテル内設備としては、本当にこのホテルはしょぼいと思う。地下階にいくとそれなりにみせがあるのだが、これがどれもひど過ぎるくらいのどうでも良い店ばかりなのだ。

部屋の窓からは東京タワーも小さいながら見えるので、東京タワーフェチのひとはぜひいくといい。しかし、芝公園の東京プリンスホテルに比べたら、その迫力は絶対的に小さいのは仕方ない。

2009/10/14

徹子ちゃんの芝居

10月の3連休が初日公演だったのだが、黒柳徹子の舞台「ベッドルーム・ファンタジー」がル・テアトル銀座で行われた。初日公演である10日に行ってみたのだが、結構黒柳徹子の舞台ファンというのは多いようで、初日から満員御礼状態である。黒柳徹子はテレビの人というイメージを長いこと持っていたのであるが、実はテレビよりこういう舞台を頻繁に演じており、舞台女優というほうが本当は適切なのかもしれない。音大の声楽家を出ていることもあり、ミュージカルももちろんOKの女優なのである。最近は、入れ歯になってしまったためにその喝舌もあまりよくはないのだが、それでも弾丸トークは人気で、しかも芸人泣かせの異名をとるようになってしまったのは記憶に新しい。

実際に黒柳徹子の舞台を見たのは今回が初めてで、どういう客層が来ているのかということも気になるのだが、舞台でのトットちゃんがどんな振る舞いをするのかというのを実際に見てみたかったのである。しかし、書物では色々と見たことがあって、特に森光子との競演で、舞台上で2人で演技している際に、森光子の首が黒柳徹子が持っていた何かで締まってしまうというアクシデントがあった際に、「イサドラ・ダンカン・・・」と森光子が呟いたという話を黒柳徹子が書いている書物をみたときに、大笑いをしてしまった。そこで初めて黒柳徹子が舞台も行う女優なのかというのを知ったのである。それ以来、なにかのきっかけがあれば一度観てみたいという気持ちはあったのだ。

今回の作品は、セックスレスに悩む熟年夫婦が豊かな夫婦生活を取り戻すべく試行錯誤し、周りの人を引きずり込んでいくコメディだ。登場人物は全部で5人。でも、そのうち最初のほうは4人で進行していく。まずは、最初に泥棒が部屋に入ってくるのだが、この泥棒は、黒柳徹子扮する部屋の女主人の帰宅によって逃げ場を失い、クローゼットの中で逃げる機会を伺うために隠れるというところから始まる。女主人はボイラーが故障したという名目を作り、工事修理のオヤジを部屋に連れ込む。オヤジはまじめにボイラーを直そうとするのだが、どこも壊れていないことに気づく。調査の段階で女主人がエロい格好に着替えて登場し、オヤジの気を引こうと芝居を打つ。しかし、なかなかオヤジが女主人に手を出さないやり取りにやきもきしていたのが、お風呂場のドアの後ろに隠れていた亭主だ。ところがその亭主の格好が変態的で、なんと女装をしている。そして、女装のままオヤジに対して、もっとうまく演技をしろと指導する。亭主と女主人の考えでは、オヤジが女主人を襲っているところを、亭主が横から入り込んでレイプを阻止して本来の夫婦の営みに移るということを期待していたらしい。そんなくだらないところに出くわしてしまったのが最初の泥棒。逃げるに逃げられないし、前ではバカ三人が大騒ぎして意味不明なことをやっているし、クローゼットの中は暑いしどうしようもないところへ、へろへろになって出てくる。そうしたら今度は4人で芝居をやろうということになった。4人では役柄1人分あまる。あまったやつはなにをするかといえば、ポチだ。つまり飼い犬。もうここまでくると意味不明も最高潮だ。第2幕は、くだらない状態になったところに亭主の姉(?)が入ってくる。このタイミングが絶妙だし、声が劇場全体に響くのでとても心地良い。まず弟の姿に驚く。そしてわけのわからない芝居に付き合わされた2人の外部の人間に哀れみを感じるというものだ。

徹子ちゃんは、時折セリフを忘れてしまったのか、「あのですね」という言葉を乱発していたときがあった。通常のセリフではそんなのは出てくるわけがない。まるで一瞬「徹子の部屋」のインタビューをしている状態に戻ってきたのではないかと勘違いしてしまう一幕があったが、あのセリフを忘れてしまった場面をどれだけの人が気づいていたのだろうかが気になる。わかる人にとっては、クスクスと笑っていたようだ。

それと初日公演だったからか、この日、特別観客のゲストとして芝居の脚本を書いたジョン・トビアス本人が来ていた。会場に入る前に、なんでこんな外人とその取り巻きがいるんだろう?と思っていたのだが、実は関係者だったらしい。自分たちのすぐ傍で見ていたので、もっと前で見ればいいのになーとおもったことが不思議だった。また、初日公演特有なのか、やはり業界関係者のひとたちが多く見受けられた。どう考えても見た目が違うような世界からやってきた人たちが前のほうを占拠していたからである。しかし、どんな有名人が来ていたのかは全く解らない。舞台俳優とか舞台女優が中心になっているような気がするのだが、そんなに芝居を観るようなものではないのでよくわからない。

ベッドルーム・ファンタジー
URL : http://www.parco-play.com/web/play/bedroom/introduction.html
劇場:ル・テアトル銀座
期間:2009年10月10日から11月1日