2012/03/30

エバー航空がスターアライアンス加盟

台湾の航空会社エバー航空(長栄航空)スターアライアンスに加盟するというニュースが飛び込んできた。しかし、前から予兆として、全日空と提携したりしていたので、そのうちスターアライアンスに加盟するのだろうと思っていたのだが、とうとうこの日が来たのかと感慨深い。

台湾には2つの大きな国際的な航空会社がある。ひとつは今回のニュースが発表になったエバー航空だが、もう1つは中華航空(チャイナエアーライン)である。台湾に行くにはこの2つの航空会社を使うのが本数も多いし、東京以外に住んでいる人にとっても台湾に行くには便利な航空会社である。航空路線も2つの会社で競争しているところなのだが、チャイナエアーラインのほうが先に世界的な航空会社連合に属したことが今回のエバー航空の加盟に大きく影響しているのではないだろうか?チャイナエアーラインは、デルタ航空エールフランスが加盟するスカイチームに加盟したために、スカイチームのメンバーカードを保有している人たちにとっては、チャイナエアーラインをすごい重宝して使っていたのではないだろうか?しかし、エバー航空はあまりどことも連携を取っていなかったので、台湾の人たちにとっては身近な自国の航空会社だとは思っていても、日本にとっては頻繁に海外渡航する人にとってはあまり乗ることは無かったのではないだろうか?全日空と連携することでちょっとは乗客が増えたかと思うのだが、それでも知名度がイマイチ低い。

今回スターアライアンスに加盟することになって、エバー航空の知名度は日本では格段に上がっていくのではないだろうか?そして、いま大人気の渡航地になった台湾は、日本のあちこちから直接行くことができるようになったので、大変便利だ。自分もこれまで台湾には頻繁に行っていたが、そのたびにカードを持っているJALか、スカイチームと提携した中華航空のどちらかを選んでいた。全日空を選ばなかったのは、全日空に乗っても半分しかマイルが格安航空券だと半分しか溜まらないから乗る気が全くしないからである。ここでエバー航空がスターアライアンスに加盟したとなると、たぶん第一選択としては現在シンガポール航空のクリスフライアのカードで溜めているため、エバー航空を絶対選ぶことになるだろう。

しかし、いままでエバー航空には乗ったことが無い。中華航空はCAのコスチュームも、機内サービスも、もちろん機内食も第一級品だったので、文句のいいようがない。本当はヨーロッパにいくときにも中華航空でもいいかなとおもったくらいであるが、マイルゲッターとしては一番多く取れる方法を選択したいものである。エバー航空は台湾人に言わせると、中華航空よりサービスがいいというのと、機体自体が新しいから良いという話をよく聞く。これで台湾にいってみたいところだ。東京だと成田からも羽田からもどちらからも出発しているので、中華航空を選択するときと同じ基準で選べるところが嬉しい。

そして、台湾の航空会社がスターアライアンスに加わったことで便利になったのは、もちろん台湾国内線の利用も可能になったことも大きいのだが、中国路線に行くときに中国の航空会社なんか使わなくても良い事と、それとウィーン便があることだ。これまでウィーンにいくには、オーストリア航空の直行便か、ヨーロッパの航空会社でゲートウェイになっているどこかの空港を経由してウィーンに行くしかなかった。今回のエバー航空によって、台北経由でウィーンにいけるという選択ができたことは、ハプスブルグ家領土探索を楽しんでいる自分にとってはとても便利な航空会社になるだろう。シンガポール航空でもウィーン便ができれば良いと思うのだが、まだまだ金の匂いを中欧に感じていないシンガポール人には難しいことだと思う。

ただし、1つわからないことがある。エバー航空が正式にスターアライアンスのメンバーとなって、スターアライアンスのマイレージカードを保有している人たちが、そのマイルを得るのに利用できるとか、ラウンジを使えるとか、そういう恩恵はいつから受けられるのかというのをニュースリリースを見てもよくわからない。2013年半ばっていうことくらいしか書いていないのがちょっと残念。まぁ、そのうちエバー航空も加入するくらいだろうということで意識しておこう。

エバー航空(長榮航空)
URL : http://www.evaair.com/html/b2c/japanese/
ニューすリリース : http://www.evaair.com/html/b2c/japanese/eva/News/2012/StarAlliance_JP

2012/03/29

インドなんて二度と行くか!ボケ!!(書籍)

自称「六流作家」のさくら剛さんが書いた「インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも」は、文章にリズミカルがあり、インドに行ったことがない日本人が持つインドに対するイメージをそのままリアルに、そしてちょっとは誇張して書かれているため、一気に読めてしまう秀逸の旅行記だと感じた。面白おかしく書こうとした場合、少し空回りをするような文章になってしまったりするのが大抵のオチなのだが、ことこの本の中での文章は、それこそ編集しているひとたちの努力もあるのだろうが、原文はさくら剛さんが考え抜いた内容だと思うので、その内容が全然不自然じゃないように見える。そして、他の本だと、インドではこんなへんてこりんなことがあったんだという内容が書かれていたとしても、だいたい「んな、馬鹿な」と思ってしまうのだが、さくら剛さんが書くとなぜか「やっぱりね。あなたも噂の出来事に出くわしてしまったんですね」と同情してしまうから不思議だ。


しかし、個人的には本書を読む前に、インドで起こりそうな出来事を知っておく必要があると思う。無知識でインドに関する本を読んだときには、所詮、妄想の世界でしょ?と思うからだ。その一番分かりやすい本は、ねこぢるが描いた「ぢるぢる旅行記」だと思う。これを読んで、インドのアナーキーさを知識として土台で持っていたほうが良い。そうじゃないと、一般的な日本人にとっては、インドの知識はカレーとガンジーと人口増加くらいしか情報がもっていないため、インド旅行から帰ってきたひとからの情報とかをまた聞きしても、「それでも行ってみたい」とおもうか「やっぱりイヤだな」と判断ができるまでの情報が無いものだと思う。

いずれにしろ、なんらかのインドでの生活スタイルに関する基礎情報を知った上で本書を読むと大爆笑するだろう。どこに行っても牛が、野良犬のように街中でも平気で放置プレー状態で歩いているし、邪魔だと思ってもどいてくれないという、日本では絶対考えられないようなことが展開するのはまだまだ序の口である。インド旅行のひとたちが必ずといっていいほどぶち当たる壁の「強度な下痢」の描写も凄い。凄いというより、もう文字によるスカトロ攻撃にしか見えないくらい、悲壮感と逼迫感と肉体的・精神的疲労感が十分に伝わってくる内容だ。日本に居てさえも、腸弱人として毎日勤務をしている自分にとっては、おそらくインドなんかにいったら、常に垂れ流しの状態になっていることだろうと容易に想像できる。そして、初めてのタイ旅行のときに経験した「トイレと友達状態」のさらに酷い版を経験するだろうと想像できるし、同じように下痢で苦しんだときのことを文章からでもすごく理解できる内容になっている。

一番傑作だったのは、どこのページでも出てくる、インド人の信用度ゼロの描写のところだ。人当たりがよさそうな人が近寄ってきたとしても、大抵は観光客を見ると、金のなる木としてしか見ておらず、結局インド滞在中は誰も信じることができない状態に筆者がなったところは、国民総ペテン師の国に行って、自分ではどこまで文句と拒否権発動とファイティングスタイルを貫けるのかかなり不安だ。なにせ、相手は経験豊富なペテン師集団だからだ。だが、著書の後半のところに書いているのだが、ペテン師の中でもペテン師と協業して、別のペテン師から金をふんだくるというシーンが出てくるが、ここはなかなかの演技力が必要な場面だったことだろうと想像できる。

団体旅行などのようなツアーにいくと、ツアコンが客を連れてくるだけでマージンがもらえるという仕組みになっているため、ツアーのスケジュールの中には必ずともどこかのみやげ物屋に寄るようなものになっている。だから、ツアーに参加するのは嫌いで極力参加しないようにしているのだが、ことインドに関して言えば、本書を読む限り、普通のタクシーの運転手や人力車のリキシャの運転手が、頼んでも居ないのに勝手に自分がマージンをもらえる店や場所に連れて行って、勝手にそこで客を解放するということを平気でするようなお国柄がインドらしい。これは大都市だけではなく、地方としても同じだということだから、いかにインド人が日頃から騙されないように訓練をしているかということだろう。日本人は、一期一会の精神が徹底して守られている民族だとおもうので、その場であったのが神のおめしぼしと思っているため、騙そうとしているタクシーの運転手がいても、「きっと自分たちの仲間だ」と思ってしまうのだが、インドではこの神通力は通じないことを肝に銘じたほうが良い。そして、嫌なものはイヤだとあまり露骨には拒否ができないひとはインドには行ってはいけないということを著者は体験を通じて述べているところはとても参考になる。

なにか買うまでは半監禁されたり、買わないで出て行こうとすると「おれは説明のために貴重な時間を使っているんだから、その貴重な勤務代金を払え!」と言いがかりをつけてくるところなんか、中国人に負けず劣らずの主張だと感心する。誰も商品の説明を依頼したわけでもないし、勝手に始めて勝手に怒り出すところなんか、か弱い精神でインド旅行をするととんでもない目にあうだろう。しかし、インドの物価はそんなに高くないらしいので、吹っかけられてきても、日本円で換算して「安い」と判断するから、「しょうがいないな」と諦めて金を払う日本人が後を絶たないようだ。これは根絶しなければならない悪習である。投資家だったり、起業家のような人にとっては、インドでの散財はゴミにしか思えないようだから、どうでも良い話しだと思う。所詮、こういう人種は「インドはこれから成長するところなんだから、金がある人から金を取ろうとするのはバイタリティがある証拠だ」という意味不明な論理展開できっと身勝手な慈悲の念をこめて金を払うに違いない。ケチな客家系中国人のように、どこに行っても他人に無駄な金はビタ一文も払わないという気持ちでインドは旅行をしたいものだ。

バナラシの自称サイババの1番弟子と宗教的ポン引きが登場する場面についてもなかなか面白かった。一度はこの偽者占い師の実力をあの手この手で嘘を暴こうとしていたのに、結局暴けないで敗戦の岐路についてしまったあと、リベンジとしてポン引きの人への復讐とサイババの弟子と称するダイババへの復讐の執念は凄まじいものがあった。写真だけは撮影するのは許さなかった偽者占い師の写真を、これまた一枚上手の演技で、最終的には写真を撮り、まるで「こいつが悪者」というような形で本の中で掲載してしまったというのは秀逸だ。人の執念は恐ろしいものがある。

さくら剛さんの文章力があってのこの本だとは思うのだが、もう1つすばらしいとおもうことがある。それはこの本を編集した編集者のひとたちのことだ。本を開くと、文字が単一的な流れで配置されているのではなく、ちょっと強調したい部分を太文字や、少し大きな文字になって書かれているところは、最新刊の「感じる科学」にも通じるものがある。それはよくある編集の仕方だと思うのだが、表現として、文字だけで行われている状態を読み手に伝えるためには、文字の大きさだけではなく、行間というのも利用しているところが良い。冒頭に経由地のマレーシアに寄るところなんかは、マレーシアの当地の蒸し暑さを表現するために「暑」の1文字だけを1ページのど真ん中に記載しているところなんか、暑さが伝わってくるようだ。また、先述した偽者占い師の顔写真の掲載も、ページを捲った裏側のページの指名手配のように記載して「こいつです!」と強調させるのをサポートしているところも笑える。期待を裏切らないような編集の配慮がにじみ出ているようだ。

著者の中では、インド旅行記の内容は、アフリカと中国を含める一連の旅行の中で真ん中にあたるようだが、できれば、中国・アフリカも読み続けたいところだ。そして、脳みそゼロの思考で気軽に読めるものなので、ぜひ、さくら剛ワールドに浸っていただきたいところだ。

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも
著者:さくら剛
出版社:アルファポリス文庫
発売日: 2009/7/24

ぢるぢる旅行記
著者:ねこぢる
出版社: ぶんか社
発売日: 1998/02

2012/03/26

オランダのことってよくわからない

2012年のゴールデンウィークには、友達の希望でオランダに行くことに決めた。オランダは今回で実は3度目なのだが、初めてのときも2度目のときも、オランダには行ったが、じっくりオランダとはどういうところなのかを探求せず、ほとんど立ち寄ったという感覚に近い。1度目のときは2泊くらいしていたのだが、そのときは、日本とオランダの通商条約締結400周年記念のイベントがアムステルダムで行われ、それのためにアムステルダムには行ったが、そのイベントのためにほとんど体は使われたようなものなので、イベント会場と適当に決めたホテルの間しか行き来していない。2度目はトランジットのために1泊したのだが、このときもあまり時間がなかったので、ささーっと運河沿いを歩いただけである。

今回はオランダだけに行くということに決めていた。決してベネルクス三国に行くというのではない。つまり、オランダに飽きたらベルギーにでも行ってみるということは考えないことにした。というより、その逃げ道を作ってしまうと、全くオランダを楽しめないと思ったからだ。というのも、もともとオランダは、イギリスとオーストラリアと並んで、自分の中ではつまらない場所だと思っていたところなのである。ご飯が不味く、これと言った魅力のあるようなものが存在しないところだと思っていたからである。だから、敢えて自分ではオランダに行くという選択を持ち合わせていなかったので、友達が行きたいと申し出てきたときには、最初は躊躇した。しかし、じっくり行けば、オランダが如何につまらないところか、または反対に実はめちゃくちゃ面白いところだったということは判断できるだろうということと、自分で選んだ場所は大抵は旅行者にとって魅力的なところばかりだと思っていたので、他人が選ぶとやっぱりダメな場所はダメだと改めて認識できるかもしれないと思ったこともある。

さて、オランダと言ったら、風車/木靴/チューリップ/ゴーダチーズと、知っている人は知っているがフランドル地方の絵画の本場というくらいしか知らない。あとは文化として、カフェでなくコーヒーショップで大麻が普通に買えるということ、あとは飾り窓地帯では、売春/買春が合法化されていて、値段が統一化されているということがアングラな世界では有名な話。音楽の世界で言うと、オランダのテクノはアメリカのデトロイトテクノと、ドイツのテクノに並んで3大テクノの聖地みたいなところであり、特に日本では「ロッテルダムテクノ」と呼ばれるガバー(Gabber)なんかは異色のなかの異色だと思う。地勢的には埋立地ばっかりなので、国土の多くは海面下にあるということと、平坦な場所ばっかりだということくらいしか知らない。それとサッカーが強く、アヤックスはヨーロッパのクラブチームの中でも屈指の強豪チームであることは知っている。

と、いちおう知っている限りのオランダを列挙したのだが、それ以外のオランダのことって実は全く知らない。日本との関係で言うと、江戸時代にキリスト教の布教はしないという名目で貿易を唯一行うことができた西洋諸国であったことは知っているのだが、それくらいのもので、実はオランダが何をしてくれたのかと言うのはよく分かっていない。そして、逆にオランダ経由で日本からなにがヨーロッパにもたらされたのかは漠然としたものしか分からず、どういうものが伝わったのかはよく知らない。

つまり、オランダはオランダという国は知っているけど、観光地としてみるところというのはいったい何があるのかというのをさっぱり分かっていないということなのである。

ガイドブックを見て、アムステルダムを中心に他にはどういう町があって、どういう見所があるのかとちょっと調べてみた。都市としては、商業都市のロッテルダムや、学芸都市のリンデンという名前は知っている。国際機関があるデ・ハーグや条約で有名なマーストリヒトがあるのも分かる。それ以外は、皆目検討がつかないし、ガイドブックを見ても聞いたこともないような町になにか心からウキウキするようなものがあるかというと、これも特徴があるものがないのだ。ご飯がダメで見所がないなんて言うのは、本当にどうしようもないところだなとつくづく思った。でも、こうは言っても、実際に現地に行くと印象も変わってくるんだろうなという気もするので、渡航前の想像と渡航後の印象の違いについても、また別途記載したいと思う。

ちなみに、オランダではずっとアムステルダムで宿泊するつもりであり、アムステルダムからオランダ各地に行く予定にしている。

ヴィヴィアン・ウェストウッドの財布

友達にプレゼントとしてもらったVivianne Westwood の長財布がとても使いやすくて便利だ。それまでは折りたたみ式の札束入れと、別に小銭入れを持ち歩いており、ちょっと近所へ買い物というときには、小銭入れだけを持って歩いていくという便利なことだったのだが、やっぱり小銭入れと札束入れを別々にしているのはとても不便であるということが解ってきた。そして、札束のほうも折りたたみにしていると、そんなに金持ちではないのだが、何枚も紙幣を入れていると、それだけで豚カバンみたいになるのでかっこ悪い。そして、なんと言っても、どんなカードを持っているのかが丸見えになっているのかが他人にわかるのはいやだなと思っていた。

そこへ今回の長財布は、いろいろな不満な点を全部払拭してくれたものであったので、大変重宝している。

まずは表面なのだが、いちおう色としてカーキ色というものだったのだが、同見ても最初は薄グレー色のようなもの。どうやら使っていくうちに艶が出てきて、もう少し本当のカーキ色になっていくらしい。表面自体は、ツルツルのビニールというわけではなく、毛がないフエルト生地の様な素材になっている。だから、持った感覚が少し不安定な感じになるのだが、別に常に手に持っているようなものではないので、その当たりはどうでもいい。

さて機能的にはどうかというと、メインのカバーを開いたら、小銭を入れる部分がチャックの入口で真ん中に存在する。これは前から他人の財布を見ていて気になっていたのだが、小銭をさすがに最近はそれほど使わなくなったとはいえ、たまに小銭を使わざるを得ない店にいったときに、小銭が溜まってしまったり、各種の小銭を財布の中から探すのが面倒くさいと思っていたときに、あれだけ広い口だと探しやすくて便利だ。できれば、ガマ口みたいなデカイ財布があるといいのだが、それはそれで邪魔くさい。なので、今回の財布のような小銭が入れられるのは便利だ。
お札はそのチャックの前後に入れるところがあるのだが、やはり後ろ側にある場所がとても使いやすい。ただ、これからはできれば貰ったレシートや領収証は財布に入れっぱなしにしないようにしたいと思う。これ、結構がさばるし、邪魔になるし。

この財布を使って一番いいなと思ったのは、持っているカードをすべて隠すことができるということ。別に空いている札束入れのところにまとめて入れておくというわけじゃない。外側のさらに中にカバーがあり、そちらはカードホルダーに刺さっているカードを全部隠すようにできている。8枚分が入るポケットがあるのだが、それを財布からお金を出すときに、レジの人や他の客に見られることはないので良い。ただ、ブラックカード保有者なんかは、カードを持っていることを見せびらかすことで自慢したい人が多いので、こういうカードの存在を隠すようなタイプの財布は嫌うんだろうな。

Vivianne Westwood - ラウンドカット F付長札入
URL : http://www.viviennewestwood-tokyo.com/f/dsg-1134

Club-A Goldカードに切り替えてみた

保持しているクレジットカードのクラスを変えることは、他の波及して、いろいろと手続き変更するのが面倒くさいのだろうと勝手に思っていたこともあり、これまでスタンダードなタイプだったものから、ゴールドステータスやプラチナステータスへのカードへ切り替えをするということを面倒くさがっていて、全く手を出していなかった。しかし、2月中旬にクレジットカードの番号が、どこかで引き抜かれ、カードを強制的に別のカードに変更したことに伴い、携帯電話の利用料金やISPへのプロバイダ使用料の支払先カード番号の変更、そして毎月引き落としをされている支払いに関する支払先変更届は、意外に簡単にできることがわかったため、ようやく重い腰を上げて、この際だからゴールドカードにでもしようかなと画策する。

何枚もクレジットカードを持ち歩くのは会費もそうなのだが、万が一カードを紛失した場合、どこに電話をしなければいけないのかという手間が、カードの会社分だけ連絡しなければならないので、あまりそれだけはしたくないと思っていた。そこでいまはクレジットカードで買い物を分ポイント加算され、それが航空会社のマイルに換算されるカードを保有している。いわゆる航空会社提携のクレジットカードで、JALカードのClub-Aカードを保有している。

すっかり、いわゆる「丘マイラー」になってしまい、ほとんどJALには乗らないのだが買い物だけでそこそこ毎年マイルが貯められるのはありがたい。なんでもかんでもカードを使って買い物をしてしまえばいいとは思うのだが、どこでカード情報を抜かれるのかわからないという危険性があるために、1万円以上のそれもだいたい決まった場所でしかカードは利用しないことにしている。海外にいくときは、現金を持ち歩くよりは安全なのでカード払いにしていることは多い。海外で現金を当地の貨幣に換金する手間も無く、買い物が出来るというのはありがたいので便利に使っている。そして、使えばそのままマイルとして貯まっていくわけだ。

できれば、もっとマイルが貯まるような仕組みがあればいいのだが、いまのところはこれ以上むちゃくちゃなマイルのため方はないのだろうと諦めている。しかし、貯まるだけじゃなく、クレジットカードとして保有しているだけで有利な特典があってもいいのではないかとおもったのが、ゴールドカードへの切り替えのきっかけである。

一番ゴールドカードに切り替えをしたいと思ったのは、以前、旅行先から空港が使用できなくなって帰国便が運行停止になったことがあり、次の日の便になるために、1泊ホテルに泊まらなくてはいけないということが生じた。ゴールドカードであれば、遅延お見舞金が出るようなので、それを使って保険として受け取ることができたのだが、当時はゴールドカードではなかったので、本当に自腹で1泊をすごさないといけなかった。さらに、結構よく海外にいくのであるが、そのとき出発前の空港で、休憩をする場所がなくつらい思いをすることがある。そういうときには、カード専用のラウンジを利用することができるのもゴールドカードのメリットだとは思う。何かの際に、エコノミークラスなのに、なぜかビジネスクラス以上の人しか使えない航空会社のラウンジが使用できて、ラッキーと思ったことがあったが、あの思いがカードを持っていれば毎回味わえるというのは特典だと思ったのだ。ただし、ラウンジが混んでいるのかどうかは知らない。これは、今度のオランダ行きの際に試してみたいと思う。

また、ゴールドカードに切り替えることになって、普通のClub-Aカードの時には、2100円をプラスして加入していたショッピングマイルの分を、通常の年間費用のなかに含まれている分は利点がある。だから、実質としては、2000円くらいプラスされるだけでゴールドカードになるような感覚である。

ゴールドカードを保有した場合の各種携帯保険については、ゴールドカードの説明があるサイトを確認したほうが良い。ただ、今回はPASMOの機能もついているカードではないものを選んでしまっているので、PASMOへのチャージが自動的に出来るタイプじゃない。これは別途、JRのView Cardと提携しているカードに加入して、そこからいま保有している定期券つきSUICAへの連携をしてみたいと思う。


・JAL Club-A ゴールドカード案内サイト こちら
・JAL Club-A ゴールドカード比較サイト こちら

天皇陛下の全仕事(書籍)

天皇陛下の存在では現在の日本の憲法では「日本の象徴」になっている。それゆえ、日ごと天皇陛下が一体何をしているのかというのは、あまり一般国民には理解されていないところなのだろう。理解されていないがゆえに、戦前に天皇の命令によって国民全員が戦争に駆り出され、そして無駄な死を導いたと、自分で体験したことも無いような戦後生まれの人のなかで天皇嫌い、もしくは天皇制に反対をしている人がたくさんいるのだが、それはきっと認識不足のために生じてきる「無知による被害妄想」なのだと思う。戦後は、日教組が中心になって、子供たちに天皇制の否定や天皇は戦前酷かったというような意味不明な教育を行っているところもあるが、本当の事を教えないでウソばっかりを教えて、後世にウソを本当の事実として植え付けようとしているのは即刻やめてもらいたいものだ。アメリカにこテンパンに第二次世界大戦のときにやられたのに、それでも占領軍であるGHQは天皇制度を日本に残した本当の理由を知らせていないから、いまだに右翼だか左翼だかよくわかんないひとたちが天皇制について否定的なことを言っている。

そういう天皇制否定の人ほど是非読んで欲しいのが、「天皇陛下の全仕事」だろう。

正月三が日に皇居で手を振っている姿とか、どこかに地方興行のように出向いている姿しかテレビにはあまり紹介されないので、その他の日は、一体天皇(以降、「陛下」を省略します)と皇后(こちらも「陛下」を以降省略します)は何をしているんだろう?どうせ、国民の税金で毎日のんびり暮らしているじゃないのか?!くらいしか思っていない人たちが大半だろうと思う。そして、御用地が日本にはいくつかあるのだが、そこにたまにのんびりしに行っていい気なもんだと思っている無知がたくさんいると思う。しかし、それは大間違いなのだ。

天皇は政治に関与できない。これが現在憲法の大原則である。したがって、天皇の行うことはすべて何かによって決められており、それにしたがって天皇は行動しているに実は過ぎない。天皇には決定権が無いのである。つまり、生まれて皇太子になって天皇に即位したときから、天皇はすべての行動に制限がついているのである。好き勝手にちょっとそこへコンビニに行ってくるとか、腹減ったからちょっと買出しにというようなことも絶対できない。ましてや、ちょっとバカンスとして海外に行っちゃいたいなーとおもって海外にいくこともできない。海外に行くには、実は次の要因でしか行くことができない。

・相手国の要請により招待を受けた場合
・親交のあった海外の皇族に不幸があったときに葬式に参列するため

だけである。この事実を知ったときに、気晴らしに海外に行くのはいいよねーとおもっている一般庶民のほうがどれだけ自由な行動が取れて、好き勝手なことができるのかということを改めて実感した。だから、旅行雑誌を読んで「あそこいいなー」とニヤニヤすることはできても、じゃぁ行ってみようということには天皇・皇后には権限が無いのだ。海外旅行大好き人間からすると、こんなにストレスが溜まるもの無いと思う。

また、海外だけじゃなく国内へ訪問地の決定に付いても同じである。天皇が行きたいから行くというのではない。全部内閣が決めている。あくまでも象徴であるために、天皇が行くということに何らかの意味を持たせることしか天皇の地方への訪問が無い。ただし、御用地への移動は全く意味が違う。天皇がどこかに出かけることを御幸といい、皇后が出かけることを御啓という。だいたいの場合、天皇・皇后が一緒になって出かけるので、御幸啓という言葉を使うのが一般的なのだが、この言葉を知らない人も結構いるらしく、知らないで使っている新聞・テレビが居たら、それは無知だと思っていい。自称「視聴者がわかりやすくするため」と自分の無知を露呈しないために、視聴者も巻き添えにするようなやり方をする場合もあるのだが、これはとても汚いと思う。

地方へ行く場合もほとんどが決められているというからすごい。「全国植樹祭」「国民体育大会」「全国豊かな海づくり大会」は毎年持ち回りで都道府県で行われるもので、地方視察という意味もあり、これは天皇・皇后の定例訪問に指定されている。そのイベントに併せて、擁護施設や介護施設などの訪問も絶対欠かせない。今上天皇から始まったことのようだが、天皇・皇后両陛下は国民と間近に接し、心の通った会話を極力望んでいるというご配慮のようなので、本来なら天皇の意思は入る余地は無いのだが、象徴であることを使って内閣も了承の下、訪問をしているようだ。このほかにも被災地への積極的な訪問もある。東日本大震災のときにも天皇・皇后両陛下が積極的に被災地に行って、被災者と直に触れ合っていたのは記憶に新しい。これは東日本大震災に限らず、中越地震や阪神・淡路大震災の時も同じようなことをされている。

そういえば、こういう訪問以外のときには何をしているかというと、実は皇居の執務場所があり、そこで毎日大量の決済にサインをしているのである。内閣が決めた内容などにサインをしているのだが、そのサインには4つのパターンがある。

①天皇が目を通した後に、天皇自ら署名した上、天皇の公印である「御璽」という大きな印が宮内庁職員によって押される「御名御璽」
②天皇が「可」を印を押す「裁可」
③天皇が「認」の印を押す「認証」
④天皇が「覧」の印を押すもの

①は憲法・法律・政令および条約の公布、国会の召集、衆議院の解散、国会議員の総選挙の施行の公示があたり、②は首相・最高裁長官の任命、栄典の授与、駐日大使・公使の接受など、③は大臣や官吏の任免、大使の信任状の認証、恩赦認証、外国文書の認証、④は単なる「見た」という回覧の意味のものらしい。これがほぼ毎日やってきて、その文書の量がめちゃくちゃあるという。確かに毎日なにか決まっているし、大臣の任命なんかも最近なんか頻繁にあるし、決定権がないけど、見なければならないという書類がたくさんあるというのは大変なことだ。自分の会社の決済権者なんか、内容なんかほとんど観ないで「やっといたから」のひとことで終わってしまうので、いいのか、それで?とおもう。決定権や拒否権は天皇にはないのだが、内容が不明な点があった場合には侍従を呼んで問いただしているとのこと。国家がどのようになっているのかを常に把握しなければならないというのは大変なことだ。

それと、天皇だけしかできない行為がほかにもたくさんある。海外からやってきた駐日大使が着任する際には、必ず天皇に拝謁することになっている。これはどこの国でも同じ慣習になっており、その国の元首に、当地の元首から委任された委任状を携えて、その内容を天皇に渡すことになっている。天皇からは出迎えの馬車か車を借りて皇居に大使はいくことになるのだが、馬車での移動を希望している大使がほとんどだというところが面白い。西洋の文化圏が残っている日本くらいしか今は馬車での出迎えがないところにその魅力があるようだ。外国からの元首からの委任状を携えているということは、日本も同じように現地の元首へ大使経由で同じような委任状を携えているのであるが、この委任状のサインがさきほどの天皇のサインになる。

そして、宮中晩餐会というのも天皇が主宰する催しものであるのだが、これがとても大切な行事である。これは海外から元首級の来賓があったときに行われるものであり、両国家の親善のために行われる国家行事の中でも非常に重要な行事なのである。首相・大臣はもちろん参加必須のものであるのだ。この参加をブッチすることは、相手国に対して非礼を示しているということを表しているのだが、確かブータン国王がやってきたときに、この宮中晩餐会に出ないで地元のうんこ住民たちの集会に参加していたという議員が居た。このひとの無知度は、あとで日本全国から叩かれたので宮中晩餐会の意味をようやくあとから知ったことだと思うが、たぶん本当に知ったのかどうかは知らない。国民から総スカンされたので、しょうがなく謝ったとしてしか思っていないのだろう。それだけ天皇の行事に関して無知すぎるということなのである。

そしてもう1つ重要なのは、すべての祭事の主宰者であるのが天皇であるということである。天皇は神道のトップに君臨する。国家が繁栄・安定するためのいろいろな儀式は各所で行われるものだが、その最高統括が天皇なのである。だから、天皇をなくしたら全国の神道の神社は存在しなくなるのである。だから、簡単に天皇を廃止することはできないのだ。天皇自らが実施する祭事も年がら年中存在しており、それは神聖なものであるために取材撮影は一切禁止。だから、なおさら天皇って皇居でなにをしているんだろう?と無知な国民に対しては全然見えてこないのである。もっと宮内庁あたりが天皇に関する宣伝をするべきだとおもうのだ。宮内庁側からすると、日曜の早朝に「今日の天皇はこういうことをしていました」というニュースをやっているではないか!という主張をするだろう。おいおい、誰がそんな日曜日の朝っぱらからそんなニュースを見るのだ?と思う。どうせならゴールデンタイムに10分で良いから放映すれば良いのにと思うのだ。だが、宮内庁が悪いのか内閣が悪いのかわからないが、右翼か左翼かわからないやつらにテレビ局を占拠されたり、変な暴動を起こされたらイヤだからということなのだと思うが、絶対こういう時間帯に天皇の動向というのを放映することは無い。すごい失礼だと思う。

これだけ行動に制限をもたれている天皇だが、一般国民と違って「疲れたから、皇太子、おまえ明日から天皇をやれ」というようなめちゃくちゃな人事交代をすることは絶対できないことになっている。一度天皇になったら死ぬまで天皇である必要があり、天皇が行わなければならないたくさんの仕事を死ぬまでやりつづけなければならないのだ。これほど天皇というのは重要であり、自由が利かないものなのである。そして自分との意思とは関係なく、仕事の内容について変更をすることも許されない。ワンマン社長と違うところはいやなことは部下に押し付けるということが絶対できないところだ。そして、常に国民からの興味の目が向けられている。これほどストレスの溜まるような生活をよく天皇・皇后はされているものだと本当に感心する。

常に国家のことだけを考え、国家のために尽くし、内閣を含めた国民が決めたことに対して見守り、海外に対しては元首として君臨するということを求められる天皇。帝王学とは違う別の教育を常に受けておかねばこのような強靭な精神力と精力的な執務活動はできないことだろう。そして、海外では日本の元首は天皇としての認識である。日本国内でだけ天皇に対する尊厳が無い。あの中国のひとたちでさえ、天皇に対してはすごい一目を置いており、「天皇死ね!」というようなことは全く行わない。韓国人は知らない。アノ人たちはキチガイで火病持ちであるため、世界の常識も日本の常識も通用しない。ただ通用するのは韓国人だけしか通用しない常識だけだからだ。

ちなみに書物とは関係ないのだが、アメリカの大統領は世界の中心であるためかほとんどの来訪者に対して、空港で出迎えることは無い。ホワイトハウスで出迎える。ただ、世界で3人だけはわざわざ空港で出迎えることになっている。それは①ローマ法王②イギリス女王③天皇だけである。

是非、天皇制に賛成の人、反対の人、それぞれの立場のどちらでもいいのだが、天皇はなんのためにこの国に存在しており、天皇は普段何をしているのかということを一度は調べたほうが良いとおもう。単なる感情論だけで好き・嫌いなんていうのは可笑しい。ネット上でも天皇制に関して否定的なひとなんてたくさんいるようなのだが、そいつらには率先してまずはこの本を読むべきだと思う。そこで不満な点、おかしな点があれば述べればいい。一部の部分だけをとって「天皇不要論」を唱えるべきではないのだ。

天皇陛下の全仕事
著者:山本 雅人
出版社: 講談社
出版微:2009/1/16

ひさびさのオランダ行き

2012年のゴールデンウィークは、行き先を決める前に、候補地として自分なりにはいろいろ考えていた。このときに候補として考えていたのは、①南スペイン、②ポルトガル、③トルコ、④ポーランド南部である。せっかくの長期間の休みが得られるゴールデンウィークなのだから、近場のアジアに行くよりは絶対ヨーロッパに行くほうが良いというのは第一条件として考えていた。そして、今年のゴールデンウィークは2日間の平日を休みにすれば、9連休に出来るという日程の並びになっていたので、こういう休みの場合には、結構航空券取得のための競争が激しいから、早めに予約をしていたほうがいいだろうというのは当然だと思っていた。

一緒に行こうと思っていた友達に「今年はどうする?」と相談したところ、開口一番「ゴールデンウィークのときに休みが取れるかどうかいまいち分からない。3月中旬くらいまで行く・行かないの判断は保留にさせてもらいたい」という返事があった。早めの予約をしておきたいとおもっていた自分にとって、2月上旬にそのような返事があったときには、3月下旬に申し込みをしても大丈夫なんだろうか?と不安になる。というのも、毎年2月中旬くらいまでには申し込みをするのだが、それでも航空券の空席待ちは当然あるので、何度も「空き次第」という旅行会社からの回答待ちという状態に陥ったことはある。

もう勝手に取っちゃおうかなと思っていたところ、その友達が「オランダに行きたい」というリクエストがあった。全く行きたいという候補に入れていなかった場所だったので、場所を聞いたときに、現地で何をしようかということにかなり悩んだ。というか、まだ悩んでいる。オランダに行って、本当に何をするのかというのは渡航日まで、ちょっと考えないといけない。それは別途記載したいと思う。

さて、オランダまでの航路なのだが、ここはやっぱり、毎回使っているシンガポール航空での利用だろうというのを想定して、旅行会社に空き状況を確認してみた。ヨーロッパの航空会社を使ってもいいのだが、アムステルダムまでの便は、スターアライアンス系を使いたいと思っているので、ルフトハンザ / スカンジナビア / オーストリア / スイスエアー / トルコの各航空会社になるが、どれもこれも航空運賃が高かったので、やっぱりアジア経由の便かと判断したのも、シンガポール航空を利用することにした理由でもある。

出発・到着はできれば羽田から行きたかったのであるが、羽田発の飛行機は深夜か早朝というとんでもない時間帯であるため、仕方なくいつもと同じように成田から行く便で旅行会社に照会をかけてみた。意外にも、シンガポールとアムステルダム間の飛行機はすんなり座席確保されることになって、成田とシンガポール間の往復の便の空き待ちという状態で旅行会社から返信が来た。それも数日したらすぐに「座席確保できました」という返事がきたのはビックリ。もっと出発1ヶ月前くらいに精査が入ったタイミングに座席確保されるのかと思っていたからである。

結果的に確保したアムステルダムまでの航路については下記の通り。

■往路

 4/28 (Sat) SQ #637 NRT 11:10 - SIN 17:20
        SQ #324 SIN 23:55 - AMS 07:10(+1)

■復路

 5/5 (Sat) SQ #323 AMS 11:15 - SIN 05:45(+1)
 5/6 (Sun) SQ #12 SIN 09:25 - NRT 17:30

行きの途中経路地であるシンガポールでは、なにをしようかとまた悩む。シンガポールでは空港に当然いることはなく、市内へ繰り出す事になるのだが、もうほとんど行きたい所は全部行きつくしているため、ここには是非行ってみたいという場所が全くない。渡航時期までにはどこか決めておきたい。毎回シンガポールでのトランジットでは、つまんない悩みに悩まされるが、だいたいご飯を食べてさっさと空港に戻るということが多い。

アムステルダム到着が早朝であるため、ホテルへのチェックインは9時ごろには出来てしまうということになる。しかし、そんなに早くからチェックインができるかどうかはわからないのだが、これは当日ホテルに到着したときに、部屋に入れるかどうかは確認したいところだ。入れなかったら入れなかったで、荷物だけ預けて、そのまま街中に繰り出せばいいと思っている。チェックインができるなら、着替えたり、シャワーを浴びたりしてさっぱりしてから出歩きたいところだ。

その問題のホテルなのだが、前回アムステルダムに行ったときと同じホテルにすることに決めた。アムステルダムは観光地でもあり商業地でもあるため、ホテルは大小さまざまいろいろ存在する。初めてアムステルダムに行った時には、到着してからホテルを探して、激安宿舎を捜し当てたのだが、探すという行為自体が最近は面倒くさいと思うようになったので、日本に居る間にホテルは先に確保したいと思うようになってきた。そして、前回泊まったホテルが、アムステルダム中央駅から歩いてすぐのところにあり、どこに行くにも比較的便利なホテルであったし、内装もきれいだった記憶があるので、数ある中でも選択した次第である。そのホテルは、Crowne Plaza Hotel Amsterdam City Centre だ。

クラウンプラザホテルは、Priority Club のメンバーであれば、事前登録をすれば、その宿泊に応じて特典を受けられる制度になっている。以前、あんまり何も考えずにフランクフルトだったかのホテルに泊まったときに、無料でラウンジで酒かっくらいのサービスが付いていたことがあり、たぶんホテル側の力量にもよるのだろうが、今回もなんらかの特典があるのかなーと期待して、Priority Club 経由で申し込みをしてみた。実際に泊まってみたときの感想は、宿泊したあとのブログで記載したいと思う。

それにしても、今回のオランダ旅行だが、滞在中、どこに行こうかという考えはあとから考えるとして、最近どこかに行くと、とんでもない事件に巻き込まれることが多くなったから、今回もなにかあるんじゃないのだろうか?と密かに期待と不安で一杯だ。また飛行機が飛ばなくなったら面白いのになー。